カウンセラーのように見守る
次の日曜日は、息子が何ヶ月も前から楽しみにしていたライブの日。
それが一緒に行く彼女が家庭の事情で行けなくなったと連絡あり。
その日の為に、ペアルックも用意して、計画も立てていたのに。
息子の落ち込みは酷く、夜も眠れず、夜中に吐いて、翌日は学校を休んだ。
夜、布団に寝転がっていたら息子が横にきてシクシク泣き出したので、抱きしめてそっと背中をさすってあげた。
「寂しかったら横に寝ていいよ」と言ったら「大丈夫」と自分の部屋に戻っていった。
17歳の男の子と、一緒に寝るってねぇ…人が聞いたらそれこそ「大丈夫?」と思うかもしれないが。
1日休んだら少し元気が出て、今日は学校へ行った。
「落ち込んでいても何も変わらないから」と。
そうやって気持ちを自分で切り替えられたのはすごい進歩。
普通の人にはそれが当たり前の事だろうけど。
息子が前を向き、自分の力で歩き出せるのを、支えて見守るしかない。
口や手を出しすぎないように。